棟板金が飛散する原因には、棟板金を固定している釘やビスなどがゆるんでしまったことや、板金の一部が変形してその部分が台風などの強風を受けてしまい起こる。また施工不良によってしっかりと棟板金が固定されていないなどの原因が考えられます。
棟板金早寝の面と面とのつなぎ目部分に設置され、雨水の浸入を防いでいます。屋根材には雨水の逃げ道のために隙間がもうけられていますが、この隙間を埋めてしまうと雨水が外へと流れていかず防水シートなどの屋根内部へと浸入してしまいます。
新築だから我が家は問題ないと思っている人もいるかもしれませんが、棟板金をとめる釘が適切なものでなかったり施工不良の場合は新築や築浅の物件であっても棟板金が飛散してしまう可能性がありますから十分注意する必要があります。
また築15年を過ぎた住宅は、台風などで棟板金がはずれてしまう可能性が高くなってしまいますから、定期的に点検を行いきちんとメンテナンスを行うことが大切です。
一般的に棟板金の交換費用は1メートルあたり3000~4000円となっていますが、下地材などの腐食状況に応じて金額は変動します。
下地の木材も腐食している場合は、棟板金と下地材を撤去した後新しい棟板金に交換してきます。